主な政府機関のウェブサイトが9日午後8時ごろ中国から発信されたサイバー攻撃を受けたことがわかりました。
行政安全部は10日、 行政サービスなどを掲載するサイト「国家代表ポータル」が中国からDDoS攻撃=分散サービス妨害攻撃を受けたことを明らかにしました。
DDoS攻撃は、ウイルスに感染した一般利用者のパソコンから、特定サイトに膨大なデータを送信してウェブサイトを麻痺させる仕組みで、去年7月7日にも韓国の主な政府機関や一部ポータルサイトなどが攻撃を受けており、政府は120億ウォンを投入して132の行政機関にDDoS攻撃対応システムを築いています。
今回の攻撃は9日午後8時18分から10日午前零時までの220分間続きましたが、行政安全部の政府統合電算センターが攻撃が始まってすぐにIPアドレスを遮断したため、被害はありませんでした。
サイバー攻撃に使われたIPアドレスは、中国のものであることが確認され、政府は 現在、関係機関とともに攻撃元を追跡しています。