韓国の空の玄関、仁川国際空港の近くで3日、高速バスが高架道路から転落する事故があり、12人が死亡し、12人がけがをしました。
この事故は3日午後1時17分に、浦項(ポハン)・慶州(キョンジュ)から仁川空港行きの高速バスが、仁川大橋と仁川国際空港を結ぶ高架道路から4.5メートル下の工事現場に転落したものです。
事故当時、バスの中には運転手を含めて24人が乗っており、転落のためバスの上部がつぶれて12人が死亡し、12人がけがをしました。
警察の調べによりますと、事故現場近くの高架道路上でエンジン故障のため止まっていた軽自動車にトラックが衝突し、後続の高速バスの運転手がそれを避けようと急ブレーキをかけながら、ハンドルを右に切ったところ、ガードレールを突き破って転落したものとみられます。
警察ではエンジンの故障で停車していた軽自動車のドライバーが走行中の車に前方注意を呼びかける三角板の表示をしなかった上、高速バスの運転手が安全距離を確保していなかったことが大きな事故につながったのではないかとみて2人を起訴し、さらに詳しい事故原因を調べています。