国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長の乗った国連の専用機が、アフガニスタン反政府軍のテロ攻撃を直前に免れたことが分かりました。
連合ニュースが22日伝えたところによりますと、潘基文事務総長は、アフガニスタンのカブールで開かれる国際会議に出席するため飛行機で現地に入りしましたが、燃料補給のため一時着陸したロシアのグルジアで操縦席のガラスに亀裂があるのが見つかり、カブール空港への到着時刻が当初の予定より40分ほど遅れたということです。
そしてカブール空港に着陸しようと管制塔とやりとりをしたところ、「30分前に起きた反政府軍による空港攻撃で滑走路の利用が困難だ」という通告があり、潘基文事務総長の専用機は最寄の空軍基地に緊急着陸しました。
潘基文事務総長に随行した国連の職員は、「専用機に異常がなければ、間違いなく反政府軍の攻撃のターゲットになっていたはずだ」として、胸をなでおろしていました。