北アフリカのリビアで、韓国の国家情報院の職員がスパイの疑いで国外追放されていたことが明らかになりました。
ソウルの外交筋が27日、明らかにしたところによりますと、今年5月、リビアの韓国大使館に外交官として派遣されていた国家情報院の職員が、現地でスパイ活動をした疑いでリビアの保安当局によって国外追放されたということです。
この外交官は、リビアが北韓と軍需産業の面で協力している情報を収集していましたが、リビア当局はこれをスパイ活動と認識しているということで、韓国政府はあらゆる角度から誤解を解くための努力を続けているということです。
一方、現地のマスコミは、韓国の外交官は、リビア政府要員から情報を収集するとともに、カダフィ国家元首周辺の国際的な援助の仕組み、またカダフィ元首の息子が運営する組織へのスパイ活動をした疑いで追放されたと報じています。さらに韓国政府への抗議として、韓国駐在リビア代表部の職員全員を撤退させたとしています。
また韓国政府が冷却したリビアとの関係を改善するため、李明博(イ・ミョンバク)大統領の実の兄で国会議員の李相得氏を特使として派遣したものの、首脳周辺と会うこともできずに戻っていったと伝えています。
またこの外交筋は、韓国人外交官のスパイ行為を韓国政府が認めないことからリビア当局が報復措置としてリビア在住の韓国人宣教師を拘束したとみられるとしています。