電気料金やガス料金などの公共料金が引き上げられます。
政府が30日発表したところによりますと、電気料金は、8月から住宅用が2%、農業用の深夜料金が8%、産業用が5.8%、それぞれ引き上げられ、平均3.5%の引き上げとなります。
都市ガスは、9月から住宅用が5.9%、産業用が3.9%、業務暖房用が5.1%、それぞれ引き上げられ、平均4.9%の上昇率になります。
また市外バスは4.3%、高速バスは5.3%引き上げられます。
政府は低所得者層の負担が大きくならないように、生活保護に当たる基礎生活受給者などに対しては、電気代・ガス代の割引率を引き上げるほか、農業用の昼間の電気料金は据え置くことにしました。
そして高速道路の通行料、列車の運賃、上水道料金、郵便料金などは据え置くことにしています。
今回の公共料金の引き上げで、物価への影響が考えられますが、政府関係者は、年間の消費者物価に及ぼす影響は、0.1%から0.15%程度と、わずかなものに止まるものとみています。