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社会

KBSとNHKが韓日国民意識調査を実施

Write: 2010-08-05 14:58:40Update: 2010-08-05 15:05:44

KBSがNHKと共同で韓日両国の国民意識を調査した結果、真っ先に思い浮かぶ相手国の人物として、韓国人は伊藤博文を、日本人はペ・ヨンジュンを1番に上げるなど、かなりの点で意識の隔たりがあることがわかりました。
この調査は韓日併合100年を迎え、KBS放送文化研究所とNHK放送文化研究所が共同で6月26日から7月4日にかけて行ったもので、20歳以上の韓国人1000人と日本人1473人から回答を得ました。
調査では真っ先に思い浮かぶ相手国の人物の名前を尋ねたところ、韓国人の20.8%が伊藤博文を、日本人の20.8%がペ・ヨンジュンを上げました。
また、両国関係の改善に向けた重要な課題を聞く質問では、韓国人は「独島(トクド)、日本でいう竹島をめぐる領有権の問題の解決」と答えた人が62.0%で最も多く、次いで「歴史認識の問題の解決」34.3%、「戦後補償にかかわる問題の解決」26.0%の順となっており、日本人は「政治的対話」が37.1%で最も多く、「経済交流」28.0%、「文化・スポーツ交流」27.6%の順でした。
さらに、現在の韓日関係については、韓国人は「よくない」と答えた人が59.9%で「よい」と答えた人の39.2%を上回っていました。
これに対し、日本は「よい」と答えた人が62.1%で「よくない」の29.3%より多くなっています。
そして、今回の調査のきっかけにもなった過去の日本の韓国に対する植民地支配については、韓国人の91.2%が「知っている」と答えたのに対し、日本人は68.0%に止まり、両国の間で歴史認識に差があることがわかりました。
また、韓日関係において過去の歴史の問題が持つ重要性を聞いたところ、韓国人の88.9%が、日本人の80.5%が重要だと考えていることがわかりました。
一方、今後の韓日関係については、今より強化されるべきだと考える韓国人は49.6%、日本人は52.6%で、韓日FTA=自由貿易協定の締結については韓国人の63.3%、日本人の68.1%が賛成していることがわかりました。
さらに、韓国人の48.4%が「日本に対して関心を持っている」と答え、日本人の59.2%が「韓国に対して関心を持っている」と答えました。
このほか、相手国の国民に対するイメージについて聞いた質問では、韓国人は「日本人は親切だ」と答えた人が40.1%で最も多く、「日本人は勤勉だ」という答えが38.4%とその後に続いており、日本人は「韓国人は気が強い」と答えた人が27.6%で最も多く、「韓国人は感情的だ」が27.1%で2番目に多くなっています。

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