警察庁は、毎年、韓国の独立記念日の8月15日の光復節の深夜に群れをなして乱暴な運転をするオートバイ族の取り締まり策として、乱暴運転で摘発された暴走族のオートバイを没収する方針を示しました。
韓国では光復節や日本植民地時代の平和な万歳運動を記念する3・1節など国民の祝日には暴走族が深夜に乱暴な運転と轟音を立てて、社会問題になっています。
警察庁の関係者は、「暴走に使われたオートバイの所有主が確認されれば、摘発された回数などを参考に没収するかどうか検討する」と述べました。
警察は今年3月の3・1節の際に「暴走族との戦争」を宣言し、その後、週末に集中的に取り締まりに当たって、暴走に使われたオートバイ107台を押収して、このうち2台を没収しています。
警察はこのほど暴走の前歴がある1350人あまりに携帯電話のメッセージなどで暴走の自粛を呼びかけており、今月の光復節には前夜の14日午後11時半から翌朝の午前5時まで取り締まりを強化し、暴走族が現れた場合、直ちに身柄を拘束する方針です。
またこれまでに2回以上暴走した前歴のある55人については再び摘発された時には、逮捕することにしています。