メニューへ 本文へ
Go Top

社会

釜山で放流したアオウミガメ 日本経て9か月ぶりに韓国へ

Write: 2010-08-19 11:43:41Update: 2010-08-19 11:44:27

去年、釜山(プサン)で放流されたアオウミガメが、日本を経て9か月ぶりに 韓国に戻り、回遊の経路が初めて確認されました。
国立水産科学院クジラ研究所は19日、去年10月初めに人工衛星追跡装置を取り付け、釜山海雲台(ヘウンデ)海水浴場から海に放流したアオウミガメが、済州島(チェジュド)と日本を経て、先月初めに韓国に戻ってきたと明らかにしました。
このアオウミガメは2008年6月に南部の巨済島(コジェド)沖で網にかかり、救助されたアオウミガメのメスです。
救助後、釜山にある水族館に保護されましたが、絶滅の危機に瀕しているアオウミガメの回遊経路に関する研究のため、人工衛星追跡装置が取り付けられ、去年10月初めに海に放流されました。
そして、追跡装置で移動経路を確認した結果、このアオウミガメは放流後、南西に移動して巨済島沖を経て済州島近海にたどり着き、そこで今年1月末まで留まった後東に移動、日本の福岡近海にしばらく生息し、先月初めに韓国南海の高興(コフン)半島に戻ってきました。
韓国で放流されたアオウミガメが日本沿岸に移動し、そこで一定期間生息してから韓国に戻ってくるのが確認されたのは今回が初めてで、クジラ研究所は、「絶滅の危機に瀕しているアオウミガメを保存・管理するためには、日本との共同研究が必要だ」と話しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >