北韓に抑留されているアメリカ人男性の解放のために北韓に向かったアメリカのカーター元大統領が平壌(ピョンヤン)に到着したと、北韓の朝鮮中央通信などが25日、一斉に報じました。
北韓の朝鮮中央通信とラジオの朝鮮中央放送、平壌放送は25日午後5時に、「アメリカのカーター元大統領一行が25日、平壌に到着し、金桂冠(キム・ゲグァン)外務次官が出迎えた」と短く報道しました。
カーター元大統領は、北韓に8か月間も抑留されているアメリカ人男性ゴメス氏(31)の解放に向けて、韓国時間で25日午前に民間の飛行機でアメリカを出発しており、平壌で1泊した後、26日にもゴメス氏とともにアメリカに戻るものとみられています。
カーター元大統領の北韓訪問について、アメリカ政府は公式な確認を避け、「カーター元大統領は、アメリカ政府の特使として北韓を訪問するものではなく、アメリカ政府が今回の訪問を通じて北韓に伝えるメッセージもない」と強調しました。
カーター元大統領は、北韓が核開発疑惑によって国際社会から孤立し始めた1994年6月に北韓を訪問して当時の金日成(キム・イルソン)主席と会談しており、25日に出迎えた金桂冠外務次官は北韓の核問題をめぐる6か国協議で北韓の首席代表を務めていることから、カーター元大統領の北韓訪問の目的について、さまざまな観測が出ています。