小型の強い台風7号は、2日早朝、韓国西部仁川(インチョン)市の江華 (クァンファ)島南東部に上陸し、首都圏をはじめ中部地方を中心に強風をともなった雨を降らせています。
気象庁によりますと、台風7号は、予想より早く、2日午前6時35分、 江華島南部に上陸し、午前8時現在、ソウル北側40キロの地点を1時間に45キロの速さで東へ進んでいます。
台風7号は、中心気圧975ヘクトパスカル、 中心付近の最大風速は27メートル、最大瞬間風速は36メートルで、強い小型台風の勢力を維持しています。
この影響で、ソウルと京畿道の小中学校は、登校時間を2時間遅らせた他、電気の供給が中断したため仁川とソウルを結ぶ電車の運転がストップするなど、ダイヤの乱れが相次いでいます。
また、強い風の影響で、航空便の運航にも影響が出ており、金浦空港では、午前9時までに国内線50便あまりの全路線の発着便が欠航したほか、仁川(インチョン)国際空港でも午前8時45分仁川発チンタオ行きの旅客機2便が欠航し、午前4時55分に到着予定の香港発旅客機など3便が着陸できずに戻りました。
気象庁では、台風7号は、この後、進路をソウル北側から東部の江原道(カンウォンド)北部に変え午後には東海に抜けるものとみています。