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社会

台風被害の復旧作業 公務員など2万人投入

Write: 2010-09-03 15:44:51Update: 2010-09-03 15:48:45

台風被害の復旧作業 公務員など2万人投入

2日早朝に韓国に上陸した台風7号による強い風で住宅や街路樹、農作物などに大きな被害が出たことから、公務員や兵士などおよそ2万人が被害復旧にあたりました。
被害復旧に当たっているのは地方自治体などの公務員1万1400人をはじめ、兵士2700人、警察2500人、それにボランティア4200人などです。
中央災難安全対策本部の集計によりますと、台風7号は西海岸沿いに北上して仁川(インチョン)に上陸し、首都圏と西海岸を中心に強風が吹き荒れて全国で4人が死亡、168万1000世帯が停電したほか、多くの街路樹や信号灯が倒れました。
また農作物にも被害が出て、4658ヘクタールの水田の稲が倒れ、2774ヘクタールの果樹園で果物が落下しました。
このほか仁川、麗水(ヨス)、泰安(テアン)などで船舶185隻が転覆または浸水しました。
電力は2日のうちに韓国電力によってほとんど復旧され、公務員や兵士たちは倒れた街路樹や信号灯などを片付けたり、田んぼで倒れた稲を束ねたりして、復旧作業にあたっています。
一方、李明博大統領は2日、中央災難安全対策本部を訪れて、ビニールハウスの破損など被害復旧に向けて中央政府と地方自治体との協力を強化するとともに、旧盆の秋夕(チュソク)を前に台風によって物価上昇が心配されるとして、物価の安定に取り組むよう指示しました。
これについて農林水産食品部の関係者は「果樹園を営んでいる農民はほとんど災害保険に加入しており、被害の補填が期待できる。一方、漁業は台風のため十分な操業ができず、旧盆の秋夕(チュソク)を前に水産物の供給に支障をきたすことが心配される」としています。

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