日本を訪れているアメリカの太平洋艦隊司令官は、北韓で権力継承の動きが見られることについて、「あらゆる事態に備え、警戒態勢を取っている」と述べました。
アメリカ太平洋艦隊のウォルシュ司令官は8日、東京で記者会見し、北韓の金正日国防委員長の後継体制をめぐる動きについて、「今は不安定な時期に入っており、あらゆる事態に備えるのが最善で、それが我々の役割だ。北韓は過去の権力承継の際にも挑発など理解しがたい行動をした」と述べ、状況を注視していることを強調しました。
米太平洋艦隊は、ハワイ真珠湾に司令部を置いて、在韓、在日米海軍などを統制しています。
また、アメリカ空軍が今月1日、グアムのアンダーソン基地に無人偵察機、グローバルホーク1機を初めて配置したと、共同通信が8日報じました。
これは、東シナ海や南シナ海で活動を拡大している中国軍はもちろん、北韓の動向を見守るためのものとみられます。
ハワイにあるアメリカ太平洋空軍司令部によりますと、すでに無人偵察機1機を配置しており、来年の早い時期にこれを3機に増やしてアジア太平洋全域をカバーする予定だということです。
一方、アメリカのクリントン国務長官は8日、北韓の権力継承をめぐる動きについて、「北韓の朝鮮労働党代表者会を注視しているが、結果がどうなるかはわからない。しかし、北韓の指導部がどうなろうと、非核化によってより良い未来が得られると確信させることが重要で、それが我々の目標だ」と述べました。