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社会

国璽制作者を検察に送致 詐欺の疑い

Write: 2010-09-16 14:58:31Update: 2010-09-16 16:32:49

国璽制作者を検察に送致 詐欺の疑い

国の印である国璽の制作を請け負った書家が、自分の制作技能を偽ったうえ、余った金を横領して政官界ロビーの工作用に使った疑いがあり、警察が捜査を進めています。
警察は、2007年に4代目の国璽を制作した国璽制作団のミン・ホンギュ団長が、伝統国璽制作技術を保有しているかのように偽って2007年5月に政府と契約を結び、1億9000万ウォンを騙し取ったと明らかにしました。
また、製造原価が1000万ウォンにもならない鳳凰国璽を40億ウォンで売ろうとしていた疑いも明らかになったということです。
警察はミン・ホンギュ団長を詐欺の疑いで検察に身柄を送りました。
警察はまた、国璽の制作者を選定する前から、数回にわたってミン・ホンギュ団長をPRするかのような記事を書いた新聞記者を書類送検しました。
警察の調べで、この記者は、2005年からミン・ホンギュ団長が国璽制作の適任者だという内容の記事を数回にわたって書き、その代価として金銭を受け取っていたことがわかりました。
そして、国璽の制作を担当する行政安全部は、実際にその記事の影響を受けて、ミン・ホンギュ団長を制作団長に選定したということです。
ミン・ホンギュ団長はさらに、国璽制作の際に余った金2.1キロを横領し、この金で作った印を有力政治家や官僚に配って政界工作を行ったという疑惑が持たれており、警察では今後捜査を続けるとしています。
一方、行政安全部は、国璽の制作に関与した公務員8人を職位解除するなど、国璽制作者の選定や制作の過程の管理を怠ったことに対する責任を厳しく追及するとしています。
行政安全部はまた、4代目の国璽を廃棄し、来年上半期に5代目の国璽を制作する方針で、それまでは、京畿道(キョンギド)城南市(ソンナムシ)の国家記録院に保管されている3代目の国璽を補強して使うとしています。
3代目の国璽は1999年2月に韓国科学技術研究院によって制作されましたが、2005年にひびが入っていることがわかり、2008年2月から問題の国璽が使われてきました。

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