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社会

ソウル・首都圏に集中豪雨 被災者1万人超

Write: 2010-09-22 14:10:06Update: 2010-09-22 15:49:22

ソウル・首都圏に集中豪雨 被災者1万人超

日本の旧盆による秋夕(チュソク)連休が始まった21日午後、ソウルと首都圏は300ミリ近い集中豪雨に見舞われ、1人が死亡して1人が行方不明となり、1万1800人が被災したほか、地下鉄の一部区間が運転中止になるなどの被害が相次ぎました。
気象庁によりますと、21日午前からソウルを中心に雷を伴った強い雨が降り出し、午後10時までの雨量は260ミリを記録しました。
中でも金浦空港に近い江西(カンソ)区で降り始めからの雨量が293ミリを記録したのをはじめ、西大門(ソデムン)区275ミリ、江東区274ミリなどとなり、江西区で午後1時半から2時半までの1時間当たりの雨量は100.5ミリと100ミリを超えるなど、非常に強い集中豪雨となりました。
この雨でソウルの道峰(トボン)山を登山していた70歳の男性が急流に流されて死亡し、1人が行方不明となりました。
またソウル、京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)地域で4630世帯が床上・床下浸水となり、1万1800人が最寄の学校などに待避しました。
交通にも大きな影響が出て、鉄道では地下鉄1号線が乗り入れている京仁線の九老(クロ)駅から仁川区間の運転が中止されたのをはじめ、地下鉄4号線では新龍山(シンヨンサン)駅の浸水のためソウル駅から舍堂(サダン)駅の運転が中止され、また2号線の弘大(ホンデ)入り口駅と3号線の大峙(デチ)駅は構内に浸水があり無停車通過となりました。
地下鉄は21日夜9時前にはすべて正常な運行に戻りました。
一方、道路は潜水(ジャムス)橋が浸水して通行止めになったのをはじめ、ソウル市内の一部の区間が通行止めになり、金浦空港の国内線のダイヤも乱れました。
またソウル最大の魚市場、鷺梁津(ノリャンジン)水産市場は落雷で1時間半ほど停電となりました。
中央災害安全対策本部では、今回の集中豪雨は非常に短い時間に大きな雨雲が発生して停滞し、局地的な集中豪雨になったもので、予測に限界があったとしており、今後、被害復旧に取り組むとしています。

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