韓国空軍は、15日、「アメリカ軍と合同で、空中での戦闘能力を向上させるため、韓半島西部の空域で大規模な航空戦の訓練を始めた」と発表しました。
韓国側が主導する今回の訓練は、韓半島有事を想定し、15日から6日間の日程で行われます。
この中では、予想外の挑発に対して、韓米両国の空軍が大規模な攻撃編隊を組んで行う空中戦や、ターゲットに対する戦術爆撃などの訓練が実施され、最新鋭の戦闘機や輸送機などおよそ50機が参加することになっています。
一方、釜山沖の韓国と日本の中間水域では、14日、大量破壊兵器の違法な取り引きを遮断するため、韓国が主管する初めてのPSI=大量破壊兵器拡散防止構想の海上訓練が行われました。
PSI訓練には、韓国海軍の駆逐艦やアメリカ海軍のイージス艦、日本の自衛隊の駆逐艦など10隻が参加し、核物質や大量破壊兵器を積んだと疑われる不審船を停船させて、内部を捜索することを想定して行われました。
ところで、この訓練に先立って、北韓は強く反発していましたが、今のところ反応を示していません。