韓国の釜山（プサン）と博多港の間に就航している高速船が、博多港を出た後、航海中に故障して引き返し、乗っていた客160人は翌日、別の便で釜山に到着しました。
釜山海洋警察署によりますと、高速船「コビー3号」(160トン)は今月16日、乗客乗務員166人を乗せて福岡県博多港を午後2時に出港し釜山に向ったところ、午後3時頃に日本近海で原因不明の故障が起き、結局、低速で福岡港に引き返しました。
博多港に戻ったのは夜10時過ぎで、8時間も船に乗っていた乗客の一部は船酔いなど体調の不調を訴えました。
乗客たちは船会社が用意したホテルで1泊した後、別の船で翌日の17日午後釜山に到着しました。
釜山海洋警察署は運航責任者から事情を聴くとともに、専門家とともに船舶の事故原因を調べることにしています。