来週11日からソウルで開かれるG20=金融サミットまでわずかとなり、警察は6日から最も高いレベルの非常勤務体制に入りました。
警察庁は、警察官全員に対して6日から13日までの間、勤務態勢で最も高いレベルの「甲号非常」態勢を発令しました。これによって休暇取得が中止され、全員が非常勤務に当たるとともに、通常の3交代や4交代の勤務が2交代勤務になります。
そしてG20の会場となるソウル江南のCOEX総合展示場を中心に、警察官5万人を空港や駅、港などに配置しました。
さらにCOEXに送られてくる手紙をはじめ、すべての小包を郵便局でX線を通して中身の安全を確認し、爆発物と疑われるものを発見することにしています。
また入国する外国人で滞在目的がはっきりしなかったり、住居地がたびたび変更されているイスラム圏の外国人98人については個別に存在を確認しているもようです。
またG20を前に事故や事件によって社会的な不安が生じるのを防ぐために、パトロールなどの活動も強化することにしています。