アメリカのホワイトハウスは、韓米FTA=自由貿易協定の争点を解決するための協議で交渉が妥結しなかったのはアメリカにとって最上の協定ではなかったためだと述べました。
ホワイトハウスのギブス報道官は17日の定例記者会見で、「韓米FTAが最終的な合意に至らなかったのは、我々が利益を得られる最上の協定ではなかったためだ」と述べました。
ギブス報道官はそのうえで、「韓米FTAが議会の批准を得るためには、党を超えた支持と商工会議所などの支援が必要だ」と指摘しました。
これと関連し、無所属のリバーマン上院議員と民主党のウェブ上院議員は、オバマ政府に対し、韓米FTAを年内に妥結させるよう促しました。
これらの議員は声明を出し、「我々は韓米FTAを強く支持し、年内に最終的な合意に到達できるようオバマ政権がより一層努力することを促す。来年初めに議会に批准同意のための履行法案を提出できるようにすべきだ」と述べました。
これらの議員はまた、「もし韓米FTA交渉の膠着状態が続けば、アメリカの国民の雇用が犠牲になるだけでなく、アメリカは軟弱だというメッセージをアジア地域に発信することになる」と指摘しました。
一方、韓米FTAの争点解決に向けた協議で、アメリカ側が予想を超える強い要求をしてきたと伝えられているなか、韓国政府はこれまで強調してきた「協定文の修正はあり得ない」という基本原則を捨て、2007年6月に締結・署名した協定文を修正することも可能だという姿勢をほのめかしており、これに対して野党や韓国国内の通商専門家らは強く反発しています。