年末に全国的な助け合いキャンペーンを行っている社会福祉共同募金会が公金を流用した上に、義捐金の一部を職員の飲食代に当てていたことも明らかになり、会長をはじめ理事ら全員が辞任することになりました。
「愛の実」のバッチで象徴される社会福祉共同募金会は、毎年暮れに助け合いキャンペーンを行い、国民から募った義捐金を恵まれない人々や団体に効率的で公正に支援を行う目的で設立された社会福祉法人です。
この社会福祉共同募金会は先月の国政監査で、公金を流用したことが明らかになったのに続いて、保健福祉部が行った監査では、法人カードを使って飲食店やカラオケなどで支払った支出が5000万ウォンを超えている上、職員の賃金の引き上げ率はこの3年間に他の公共機関の3倍に上っていることが明らかになりました。
また不正のあった組織などに義捐金の分配が続いており、限度額を超える配分が行われるなど、ずさんな運営もあきらかになりました。
このため、社会福祉共同募金会は会長を含む理事会のメンバー全員が辞任することになりました。
しかし国民の共同募金会への信頼は薄らいでしまい、今年の義捐金は去年に及ばず、初めて前年を下回るのではないかと心配されています。