恵まれない隣人を助け合おうと、毎年年末に行われる救世軍の社会鍋の募金活動が、1日から始まりました。
この日、社会鍋の活動開始セレモニーが開かれ、募金活動を行うボランティアやパク・ソンギュ文化体育観光部次官などが出席した中、韓国スカウト連盟所属の児童・生徒が初めての寄金を行いました。
今年の救世軍の社会鍋は、全国76か所に300個が設置され、4万人のボランティアが募金活動に当たります。
今年の募金目標額は42億ウォン、募金するとみられる人はおよそ420万人です。去年は、およそ40億4900万ウォンの募金が集まりました。
また、今年は、電話によるARS募金、企業と連携したイベントなども行われるほか、専用のソフトウェアでスマートフォンから募金に応じることも可能です。
救世軍のパク・マンヒ司令官は、「北韓による延坪(ヨンピョン)島砲撃が発生するなど、騒がしい年末になっていますが、救世軍は全力を尽くして恵まれない隣人を助けていきますので、募金に協力してください」と訴えました。
韓国では、1928年12月15日に初めて救世軍の社会鍋が登場し、今年で82年目を迎えています。