消防防災庁は2日、延坪島への砲撃を受けて、10年ぶりに北韓の攻撃を想定し、民間を対象とした防衛訓練を15日午後2時から20分間、全国で実施すると発表しました。
訓練は、北韓による奇襲的な砲撃や空襲などを想定して、全国に空襲警報を発令し、すべての住民は、職場や学校、地域ごとに、近くに設置された待避施設へ待避することになります。
また、運行中の自動車は緊急自動車が通行できるよう道路の両脇に停車し、運転者は公務員の案内に従って待避施設に待避します。
今年に入って民防衛訓練は4回実施されましたが、すべての住民が非常待避施設に待避する訓練は10年ぶりです。
消防防災庁によると、待避施設はソウル市に3924ヶ所など、全国に2万5000ヶ所あまりありますが、その位置を正確に知っている住民は少なく、今回の訓練では待避施設の位置を周知する目的も含まれているということです。