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社会

多剤耐性菌感染者2人確認 首都圏の総合病院

Write: 2010-12-09 15:47:36Update: 2010-12-09 15:47:36

多剤耐性菌感染者2人確認 首都圏の総合病院

多くの抗生物質が効かない多剤耐性菌に感染した患者2人が韓国国内の総合病院で確認されました。
保健福祉部は9日、首都圏のある総合病院に入院している患者2人から、「NDM1」遺伝子を持つカルバペネム耐性腸内細菌が確認されたと明らかにしました。
50代の男性患者は、間質性肺疾患のためステロイドを長期服用し、免疫力が低下した状態で、70代の女性患者は、糖尿などで長期間の入院治療を受けてきました。
保健当局はまた、この病院でこの菌に感染したとみられる2人の患者がその後新たに見つかったため、現在、最終確認検査を行っているということです。
保健福祉部は、この菌の場合、主に長期入院したり、免疫体系が低下した重症患者が感染を起こしますが、日常生活で感染する可能性は極めて低いと説明しています。
患者2人はいずれも海外旅行の経験がないため、疾病管理本部は院内感染と推定し、正確な感染ルートを調査しています。
「NDM1」カルバペネム耐性腸内細菌は、2008年にインドで初めて感染が確認されてから150人余りが感染しており、イギリスで80人余り、パキスタン70人余りなど世界16か国で350人余りの患者が発生し、このうちベルギーで1人が死亡しています。
疾病管理本部は院内感染の監視体系を強化するため、感染対策委員会の設置を義務付ける対象を現在の300以上の病床を持つ150の医療機関から100以上の病床を持つ1189の医療機関に拡大することを検討しています。
韓国では今年9月、2007年10月から2008年7月までに重患者室の入院患者57人について調査した結果、19人から今回とは別の種類の多剤耐性アシネトバクター菌が検出されたという研究結果が報告されていました。

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