韓国南東部の慶尚北道(キョンサンブクド)栄州(ヨンジュ)市の農家で口蹄疫がまた発生しました。
農林水産食品部は11日「追加で口蹄疫の発生が確認されたのは、口蹄疫拡散を防ぐためにすでに処理を終えた栄州の農家から北西へおよそ9キロ離れた農家で、この農家の牛56頭を処理した」と発表しました。
これで口蹄疫は合わせて35件に増えました。
口蹄疫は先月29日に安東(アンドン)で始めて確認され、その周辺地域に広がっていますが、最近、その数が減る傾向をみせています。
これについて農林水産食品部の関係者は、「ウィルスの潜伏期が2週間であることを考えると、口蹄疫が初めて発生してから今週末が2週間にあたる。来週明けから農家からの届け出や口蹄疫判定がどのような様相を呈するかで拡散の判断がつくと思う」と述べました。
今回の口蹄疫では11日午前現在、582か所の農家の牛や豚、ヤギなど蹄のある家畜14万2784頭が処分されています。