京畿道(キョンギド)果川(カチョン)市にあるソウル大公園動物園から逃げ出していた雄のマレーグマが、9日ぶりに15日、捕獲されました。
動物園によりますと、熊の捕獲のため淸溪(チョンゲ)山に15日朝5時に設置した罠に、およそ3時間後の午前8時半頃、脱走したマレーグマが入っているのが発見されたということです。
また、熊は興奮しているため、麻酔してソウル大公園動物園まで運ぶ予定だということです。
このマレーグマは、6日午前10時半ごろ、おりから脱走し、6キロほど離れた義王(ウィワン)市の清渓山頂上で目撃されていたため、清渓山一帯で捜索活動が行われていました。
しかし、マレーグマは知能が高く、動きも素早いため捜索は難航し、9日からは熊を罠にひきつける方向で作業が進められていました。
今回捕獲されたマレーグマは、年齢6歳、体重30キロ、身長およそ70センチの雄で、2006年9月にマレーシアから韓国に移されてソウル大公園動物園で飼育されていました。