今月18日、韓半島西の海、西海の海上で、違法操業中だった中国漁船が故意に韓国警備艦と衝突した事件と関連し、中国政府は、22日、事件の責任は韓国側にあるとの主張を示しました。
この事件は、今月18日正午頃、全羅北道(チョンラブクド)群山(グンサン)市於青島(オチョンド)付近の海上で、集団で違法操業していた中国漁船のうちの一隻が、取締りを行っていた韓国の海洋警察の警備艇に突っ込んで沈没したものです。
この事件で中国漁船の乗組員1人が死亡し、1人が行方不明になったほか、乗組員らが振り回した鈍器で海洋警察4人が負傷しました。
外交通商部は、事件発生直後に韓国駐在中国大使館の総領事に連絡をとって遺憾の意を表し、事件の処理に積極的に協力する意思を示していました。
中国外交部の姜瑜報道官は、21日の定例記者会見で、「事故の責任は韓国にある。韓国側は、人命や財産の被害への補償はもちろん、責任者を厳重に処罰すべきだ」と主張しました。
また、「事故が発生した海域は、中国漁船も出入りできるところで、もし違法行為があったとしても、韓国の海洋警察には取り締まりの権限がない」と述べ、中国漁船の違法操業や、乗組員が暴力をふるって韓国の海洋警察が負傷したことを認めませんでした。
現場の海域は、韓国の排他的経済水域として合意された海域で、こうした中国の主張について、一部からは、延坪(ヨンピョン)島での射撃訓練をめぐる韓国と中国の立場の違いや、今後、同様の事態が発生した場合、韓国側の取り締まりを無力化する狙いなどがあるのではないかと分析されています。