首都圏の京畿道(キョンギド)に続き、国内最高のブランド韓牛が生産されている江原道地域でも、22日、口蹄疫の感染が確認され、当局は対応に追われています。
農林水産食品部が22日発表したところによりますと、江原道平昌(ピョンチャン)郡の牛の飼育農家や、京畿道抱川(ポチョン)市の牛の飼育農家などで口蹄疫の感染が確認されたということです。
江原道平昌郡は自然環境に恵まれたクリーン地域として知られ、最高級の韓国産ブランド牛が生産されています。
このため、農林水産食品部は、江原道大關嶺(テグァンリョン)の韓国最大の牛の研究機関である韓牛試験場への感染を防ぐために、21日から人や車両の出入りを全面禁止したほか、22日午後には、緊急会合を開き、ワクチンの接種の是非も含めて対策を急ぐことにしました。
一方、22日現在、口蹄疫の感染が確認されたのは、慶尚北道(キョンサンブクド)安東(アンドン)、京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市など、13か地域の飼育農家1289か所で、これらの農家で飼育されていた牛、豚、山羊など22万4600頭がこれまでに処分され、被害額は2300億ウォンと過去最大規模になっています。