社会
幹細胞利用のクローン病治療薬 日本へ技術輸出
Write: 2010-12-29 12:00:24 / Update: 2010-12-29 12:00:24
韓国の製薬会社が幹細胞を利用して開発したクローン病の痔瘻治療薬の製造技術が、日本の製薬会社に初めて輸出されることになりました。
クローン病は、口から肛門までの全ての消化管に慢性の炎症が生じる原因不明の疾病ですが、中でもクローン病による痔瘻は、日常生活にも大きな支障をきたすものとして知られています。
幹細胞を利用した新薬の開発に当たっている製薬会社、「アントロゼン」は、29日、クローン病患者の脂肪組織から抽出した成体幹細胞から作られた痔瘻治療薬の製造技術を、日本最大の製薬会社、武田製薬の子会社である「日本ファーマ」に技術輸出することが決まったと発表しました。
アントロゼンによりますと、韓国で20人のクローン病の痔瘻を患っている人を対象に8週間行われた有効性を検証する第2相臨床試験で、16人が完治しており、残り4人も病状が好転したということです。
日本ではクローン病を患っている人がおよそ3万人に上っているものと推定されています。
おすすめのコンテンツ
カルチャーラボK
2025-11-26
ソウル・暮らしのおと
2025-11-14
MISAの韓ドラ深読みトーク
2025-11-10