来年から、兵役の免除年齢や、運転免許の取得手続など、生活に関わるいくつかの制度が変ります。
政府は、行政制度の変更事項を案内するため、「2011年からの変更点」というパンフレットを29日発刊しました。
それによりますと、来年の2011年からは、まず、▼これまで31歳だった兵役の服務義務の免除年齢が、36歳に延長されます。
また、▼韓国国籍を取得した一部の外国人や、外国で生まれて複数の国籍を持つ韓国人について、外国国籍の権利を行使しないことを誓約する場合、外国国籍と韓国国籍を同時に持つことができるようになります。
このほか、福祉分野では、▼健康保険料が5.9%引き上げられるほか、▼保育施設を利用していない低所得世帯の生後36か月未満の子供に対し、毎月最大20万ウォンの子供手当てが支援されます。
また、▼月給450万以下の世帯の子供に対しては、保育施設の利用料が全額支援される予定です。
雇用分野では、▼最低賃金が時給基準で4320ウォンに引き上げられるほか、▼来年7月から、5人以上20人未満の従業員がいる事業場は、1週間の労働時間を合わせて40時間以下に抑えることが義務付けられます。
一方、▼運転免許の取得試験も大きく変ります。
現在、運転免許の取得試験は、身体検査、安全教育、筆記試験、免許試験場内の機能試験、道路の走行試験の5つで構成されていますが、このうち、免許試験場内の機能試験と道路の走行試験が統合されます。
また、免許取得に必要な専門の塾での練習時間も、25時間から8時間に短縮されます。
さらに、10時間の教育を受けることで筆記試験が免除されるほか、試験の問題数も752個から300個に縮められます。
政府は、運転免許の取得試験が簡素化することで、費用も大きく減ると説明しています。