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社会

口蹄疫 豚でも急速な広がり

Write: 2011-01-06 13:01:53Update: 2011-01-06 13:22:39

口蹄疫 豚でも急速な広がり

去年11月末、慶尚北道(キョンサンブクド)安東(アンドン)市で始まった動物の伝染病、口蹄疫(こうていえき)が、全国的な広がりをみせているなか、感染の対象が牛から豚へと急速に広がっています。
農林水産食品部が5日、発表したところによりますと、新たに忠清北道(チュンチョンブクド)鎮川郡(チンチョングン)文白面(ムンベクミョン)、江原道(カンウォンド)襄陽郡(ヤンヤングン)巽陽面(ソンヤンミョン)など4つの豚の飼育農家で口蹄疫が発生しました。
口蹄疫のウイルスは、牛の感染速度が豚よりはるかに速いとされていますが、ほかの家畜への感染速度は豚が牛に比べて3000倍ほど速く、豚の口蹄疫ウイルスを防ぐことに失敗すれば、ウイルスは手のほどこしようもなく広がるおそれがあります。
このため、政府は、牛とともに豚に対しても口蹄疫ワクチンの予防接種を行うかどうか慎重に検討を始めました。
しかし保有しているワクチンの量に比べて国内で飼育している豚の数がはるかに多いうえ、農家の反発が予想され、最終的な方針を決められずにいます。
韓国で飼育している豚はおよそ300万頭なのに対して、牛はおよそ1000万頭います。
口蹄疫は、京畿道(キョンギド)、慶尚北道、江原道、忠清北道、忠清南道(チュンチョンナムド)の5つの道と、仁川(インチョン)広域市の合わせて98か所で発生しており、これまで82万頭あまりの牛や豚などが処分されています。
口蹄疫の全国的な広がりを受けて、李明博(イ・ミョンバク)大統領は6日、大統領府青瓦台で口蹄疫対策を話し合う緊急関係長官会議を開き、「旅行客が増えているため検疫だけでは予防が難しい」と述べ、根本的な対策を講じるよう指示しました。

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