去年11月末に慶尚北道・安東市で始まった家畜の伝染病、口蹄疫がほぼ全国に広がりをみせている問題で、政府は、感染が確認されていない地域を含む全国でワクチンの予防接種を行う方針を決めました。
政府は12日、李明博(イ・ミョンバク)大統領も出席して緊急対策会議を開き、これ以上、口蹄疫の感染が拡大しないようワクチン接種の対象を全国に拡大する方針を決めました。
これによって、韓国最南端の島、済州島を除き、口蹄疫の感染が確認されていない全羅南道と全羅北道、慶尚南道でもワクチン接種が実施されることになりました。現在、全国で飼育されている牛や豚は、およそ1300万頭ですが、
ワクチン接種は最低2回実施しなければならないため、2600万頭分のワクチンが必要となります。
現在、政府が保有しているワクチンは1100万頭分に過ぎず、政府は、不足分1500万頭分のワクチンを来月までに海外から購入することにしています。