政府は、家畜の伝染病、口蹄疫の対策として、16日から全国的にワクチン接種を始め、今週中に口蹄疫の拡散に歯止めがかかるのではないかと期待しています。
農林水産食品部は17日現在、口蹄疫で処分した家畜は4155農家の198万6987頭だと発表しました。
政府は16日から口蹄疫が発生していない慶尚南道(キョンサンナムド)や全羅南道(チョンラナムド)でもワクチンの接種を開始し、今後、済州島までワクチン接種を拡大する方針を示しました。
農林水産食品部の関係者は「済州島は安全だとされているものの、予防レベルで口蹄疫にかかるおそれのあるすべての家畜にワクチン接種を行う予定だ」と説明し、遅くとも旧正月連休が始まる2月2日前までに、ワクチン接種を済ませる計画だと述べました。
これによって政府が農家への報償やワクチン接種などで支出する関連費用は2兆ウォンを超えるものとみられます。
また先月25日から始まったワクチン接種の効果は2週間を要することから、今週中に口蹄疫の拡散に歯止めがかかるのではないかと、防疫当局は期待しています。