親兄弟のどこまでを自分の家族と認識するかという「家族の範囲に対する認識」がこの5年間で一段と狭まっていることが、女性家族部の調査で明らかになりました。
女性家族部が、去年8月、世論調査会社に依頼して、全国2500世帯の4754人を対象に家族に対する認識について調査した結果、「配偶者の親」を家族と認識している人は、既婚者の半数の50.5%と、5年前の79%より、30%も減っています。
一方、親の方も、「嫁」や「婿」を家族と答えた割合は、いずれも5年前は50%台でしたが、今回は20%台にとどまりました。
また、父方の「祖父や祖母」、母方の「祖父や祖母」を家族と答えた割合や、孫に対するお爺さんお婆さんの家族としての認識も5年前と比べて半分以下の20%台に下落しています。
このように韓国では核家族化が急激に進み、家族に対する認識がこの5年間で驚くほど変わっていますが、旧正月や旧暦のお盆など名節を家族と過ごすパターンは、依然として男性中心的で、夫の家族と過ごすというケースが全体の62%、妻の家族と過ごすというケースはわずか2.1%でした。