社会
浸出水除去に着手 口蹄疫2次汚染対策
Write: 2011-02-21 13:24:45 / Update: 2011-02-21 13:24:45
口蹄疫に感染した家畜を埋める作業がきちんと行われず、土壌や水質の2次汚染が心配されるなか、きょう21日から、浸み出してくる水を除く作業が京畿道(キョンギド)で始まりました。
京畿道(キョンギド)は、八堂ダム周辺の上水源地域に近い南楊州(ナムヤンジュ)と、楊平郡(ヤンピョングン)の埋立地を手始めに、この周辺137の埋立地について優先的に浸出水を除去することにしています。
道は、浸出水をポンプ車でくみ上げた後、薬品で口蹄疫ウィルスを死滅させた後、家畜糞尿公共処理施設に運ぶことにしています。
中央災害安全対策本部は、全国の自治体に対して今月末までに家畜を処分した埋立地の全数調査を行うよう指示しており、全国の上水源上流地域にある処分地のうち、整備が必要な88カ所については国費を支援する計画です。
対策本部によりますと、家畜を埋めて処分した全国4400カ所すべてで浸出水を除去する必要はなく、被害状況によっては土をさらにかぶせたりして処分する方法もあるということです。
ところで、政府が、浸出水について安全性検査を実施しないまま汚水処理施設に送るよう各自治体に指示を出したことが明らかになり、3次汚染を心配する声が上がっています。
中央災害安全対策本部や各自治体の防疫担当者の話を総合しますと、農林水産食品部は、先週17日に、各自治体に公文書を送り、口蹄疫ウィルスの有無の確認をしないまま、薬品をかけて下水処理場や畜産糞尿処理場に移送できるようにしました。
これまでは、各自治体が回収した浸出水を国立獣医科学検疫院に送って口蹄疫ウィルスの有無を検査し、陰性判定が出た場合のみ処理施設に送ることができるようにしていました。
政府の指針通りでは、運搬の過程でウィルスや病原性ばい菌が統制区域外に流出することもあり得ることから早くも3次汚染を心配する声があがっています。
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