文化体育観光部は、観光産業の関係者が出席し22日開かれた「観光政策の対国民報告会」で、2015年には外国人観光客を年間で1350万人誘致し、観光競争力の世界ランキングでも20位以内に入るという目標を発表しました。
それによりますと、まず量的な成長目標としては、去年1年間に960万人だった外国人観光客の数を、2015年には1350万人まで拡大させることで、10兆ウォン以上の収益やおよそ13万人の雇用を創出する計画だということです。
また観光競争力の世界ランキングについては、前回のランキングで情報通信、交通、文化資源などについては高得点を得たものの、外国人への配慮や価格競争力などが問題となって31位に止まったことを踏まえ、今後▼観光の質の向上▼宿泊施設の拡大への支援▼規制改革など7つの課題に取り組んでいく計画だということです。
一方、この日の会合では、観光産業の発展に向けた各種の関係者からの提言も発表されました。
フィリピン出身のイ・ジァスミンさんが、韓国人と結婚して韓国に住んでいる女性たちを観光ガイドとして育成することを提案したほか、旅行専門のプロデューサのソ・ジャンソクさんは「観光地についての説明のやり方を改善し、外国人がさらに興味を感じるようにする必要がある」と指摘しました。