緊張が高まるリビアの韓国人を救出するため現地に向かった韓国海軍の駆逐艦「崔瑩（チェ・ヨン）艦」が韓国時間で2日午後10時に、リビアのトリポリ港に到着しました。
外交通商部によりますと、崔瑩艦は、トリポリで現地滞在の韓国人40人あまりを乗せて4日午前3時頃、地中海のマルタに到着する予定だということです。
崔瑩艦は、当初、トリポリを経て、シルテ港、ミスラタ港に立ち寄る計画でしたが、トリポリ港以外は入港許可を得ることができなかったということです。
このためトリポリ以外に住む韓国人は「自主的に避難計画を立てるしか方法がない」と、外交通商部は話しています。
一方、韓国政府の撤退勧告を受け入れてリビアからの撤退方針を決めた「大宇建設」と、「現代建設」の韓国人社員らが、政府がチャーターしたギリシャの船で現地を離れれば、リビア残留の韓国人は100人前後になる見込みだと、外交通商部は話しています。