パク・チャンウク監督の韓国映画「JSA」でおなじみの非武装地帯の共同警備区域JSAで、1990年代に韓国軍と北韓軍将兵同士の交流が実際にあったことが確認されました。
これは、京畿道(キョンギド)水原中部警察署が、1993年にJSAで服務していた記念に機関銃の実弾64発を隠し持って除隊した容疑で水原市に住む40代の男性を取り調べていたところ、分かったものです。
水原中部警察署によりますと、この男性の部屋からは、北韓軍兵士が送ったとみられる手紙や金日成バッチなどが見つかったということです。
手紙には「進級おめでとう」という内容が書かれていたということで、当時、非武装地帯の共同警備区域に勤務していた南北将兵の間で密かに交流が行われていたことが明らかになりました。
警察の関係者は、「軍用物窃盗罪の起訴時効は最長で15年であり、この男性の場合、犯行からすでに18年が過ぎ時効になっている」としています。