中国が、韓国国防部のコンピューターシステムをハッキングし、韓国が進めているアメリカの無人偵察機グローバルホークの購入に関する機密を入手していたことが明らかになりました。
国会情報委員会所属のシン・ハッヨン民主党議員によりますと、「中国が去年6月に韓国国防部のコンピューターシステムをハッキングし、アメリカ空軍の最新鋭無人偵察機グローバルホークの導入に関する秘密情報を入手したことを、去年末に開かれた国会の情報委員会で、国家情報院の関係者から報告を受けた」ということです。
グローバルホークの購入については、前の盧武鉉政権が2005年にアメリカに販売を要請し、アメリカ国防総省は2009年に韓国への販売方針を決めていました。しかし李明博政権に入って国防予算が削減され、いったんは見送られていましたが、去年3月の哨戒艦沈没事件を受けて、政府は2011年度予算に452億ウォンを計上し、再びグローバルホークの導入を進めています。
また日本の防衛庁も最近グローバルホークの購入に乗り出しています。
グローバルホークは、高度18キロの上空で夜間や天候に拘らず200キロ以上先の地域を偵察できるうえ作戦半径も3000キロを上回ることから、北韓全域だけでなく有事の際は中国も偵察できるとされています。
こうしたことから中国は、韓国・日本・アメリカの3か国による中国監視網が拡張することを恐れて、ハッキングによる情報収集に総力をあげているものとみられています。