統計庁は7日、去年2010年の韓国の社会指標という報告書をまとめました。
それによりますと、去年、韓国の人口は4821万9000人で、5年前より2%増えており、世帯数は1733万4000世帯と、5年前より9.1%増えました。
また世帯数のうち一人暮らしの世帯の割合は23.3%と、5年前の20%より3.3ポイント高くなりました。
さらに韓国で少子化・高齢化の現象が一段と進み、2009年の健康保険の医療費のうち、高齢者の占める割合が30.5%と、初めて30%を超えました。
この10年間の高齢者の医療費を分析しますと、65歳から69歳までの割合は40.7%から33.1%に減少しましたが、75歳以上は29.8%から37.4%に増えました。
また全人口に65歳以上の高齢者が占める割合は1980年には3.8%でしたが、2050年には38.2%にまで高まり、15歳から64歳までの生産可能人口でみますと、高齢者1人を1.4人で扶養することになると予想されています。
一方、去年の婚姻は32万6000件で、前の年より5.3%増えたのに対して、離婚は11万7000件で前年より5.7%減りました。
また去年、携帯電話の加入者数は5076万7000人と、初めて人口数を上回りました。
韓国人の死亡の原因の1位はがんで、継いで脳血管疾患、心臓疾患の順でした。