社会
中国から白頭山トラ 新設の樹木園に
Write: 2011-04-20 15:43:55 / Update: 2011-04-20 16:59:49
山林庁は、2014年慶尚北道(キョンサンブクド)榮州(ヨンジュ)市に新しく建設される「国立白頭大幹樹木園」に、白頭山(ぺクドゥサン)トラのオスとメスのつがい1組を展示する計画を、20日明らかにしました。
白頭山トラは、アムールトラ(シベリアトラ)の韓国での呼び名で、「白頭大幹」というのは、白頭山から智異山まで続く韓半島最大の山脈のことです。
山林庁によりますと、先日、中国との間で「白頭山トラ種保全協力了解覚書(MOU)」を締結し、中国側から生後5年前後の白頭山トラのつがいの寄贈を受けることが決まったということです。
つがいの白頭山トラを韓国に迎え入れるのは、1994年、2005年に次いでこれが3度目ですが、これまでは2頭のメスが死んで繁殖に失敗し、現在残っているオス2頭も高齢で繁殖は難しくなっています。
山林庁は、10月頃に新しいつがいを迎え入れ、ひとまず動物園に飼育を委託した後、樹木園が完成すれば、「白頭大幹を象徴する動物」として展示する予定です。
とりわけ、自然繁殖を誘導するため、樹木園内の展示場の面積を大幅に拡大するなど、自然に配慮した繁殖環境を整える計画です。
これについて山林庁のパク・ジョンホ山林利用局長は、「今回新しく入る白頭山トラは、白頭山地域で捕まえたトラを繁殖させたものだ。新しく建てられる国立白頭大幹樹木園を象徴する動物になるものと期待される」と述べました。
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