西海の北方限界線付近の白翎(ベクリョン)島と、去年11月に北韓から砲撃を受けた延坪(ヨンピョン)島に、多連装ロケット砲が配備されました。
国防部が25日、発表したところによりますと、韓国軍は、北韓による去年11月の延坪島砲撃事件のあとに白翎島と延坪島に一時的に配備していた130ミリ多連装ロケット砲「九龍」を固定配備に切り替えたということです。
「九龍」は、射程が36キロある、130ミリロケット発射管36門を移動式の5トントラックに載せた多連装ロケット砲で、北韓が延坪島砲撃に使った122ミリ放射砲を上回る威力を持っているとされています。
韓国軍当局は、西海にある主な5つの島の作戦上の概念を、去年11月以降、「防御」から「積極的な抑制」に転換させ、長距離多連装ロケットや、攻撃型軽ヘリコプターなど20種類あまりの兵器を投入して戦力を補強しています。