漢江(ハンガン)を遊覧するソウル市の新しい遊覧船がこの秋、登場することになり、建設中の漢江と仁川(インチョン)港を結ぶ京仁(キョンイン)運河が完成すれば、仁川港との間も結ぶ予定です。
新しい遊覧船は「漢江ミラクル号」688トン、2階建てで、長さ58メートル、幅12メートル、300人が乗れます。ソウル市が112億ウォンをかけて建造し、ことし10月に完成する予定です。この船は音楽会などのイベントや結婚式などもでき、ソウル市はまず漢江のトゥクソム-盤浦(バンポ)-汝矣島(ヨイド)-仙遊島(ソンユド)-蘭芝島(ナンジド)などを往復するコースで運航し、年内に京仁運河が完成すれば、運河を通って仁川港の沖まで運航することにしています。
漢江には現在、400トン級の遊覧船7隻が運航されていますが、建造されて20年ほど経っていて、新しい遊覧船が必要とされていました。
また京仁運河の工事も順調に進められており、今年末には幅80メートル、長さ18キロの運河が開通して最大で4000トン級の船が通れるようになります。