低気圧の通過にともなって、韓国各地は29日夜から、雷と強い風を伴った雨が降る大荒れの天気となり、30日も強い風のため空の便が大幅に乱れました。
なかでも済州島では、瞬間最大風速25メートルとなり、済州空港と各地を結ぶ便は30日は午前10時30分までに38便が欠航となりました。
このほか釜山の金海（キムヘ）空港、ソウルの金浦（キンポ）空港、仁川（インチョン）空港でも、国内線や国際線が相次いで欠航しました。
また海も波が高くなり、釜山と済州島を結ぶ航路が欠航したほか、仁川と西海の島々を結ぶ12の航路のうち9つが運航できませんでした。
さらに落雷も相次ぎ、東大田（トンデジョン）変電所など2か所に雷が落ちて、大田市内の4万世帯への温水の供給が2時間ほど止まりました。