韓国政府は去年末から今年にかけて全国で口蹄疫が蔓延したことを受けて、畜産業の許可制度を取り入れることにし、来年から段階的に施行します。
農林水産部の劉正福(ユ・ジョンボク)長官は6日、「畜産先進化対策」を発表しました。
それによりますと、来年からは牛100頭以上、豚2000頭以上の畜産業は営業の許可を受けなければなりません。
許可を受ける対象は段階的に拡大され、2015年には牛7頭以上、豚60頭以上の小規模畜産農家も許可を受けることになります。
許可を受けるためには、位置と施設、単位面積当たりの飼育頭数などの基準を満たす必要があり、地方道路以上の道路や河川から一定距離以内では畜産業を営むことができなくなります。
また、畜産農家の規模によって、家畜の伝染病に備えた一定基準以上の防疫設備なども備える必要があります。
こうした基準は既存の農家については1年間の猶予期間が与えられ、新規の畜産農家については来年からすぐに適用されます。