ソウルで原因不明の肺炎患者が相次いで発生し、保健当局が調査に乗り出しました。
疾病管理本部が8日、明らかにしたところによりますと、先月1か月間に、ソウルのある大学病院に呼吸困難の症状を訴え重患者室に入院した患者は6人、このうち一人は40代の男性で、残り5人は出産前後の女性です。
6人は、炎症が進み肺の組織が硬くなって機能しなくなる肺の繊維化が進んだ状態だということです。
疾病管理本部によりますと、この大学病院では毎年、原因不明のウィルスによる肺炎患者が年に1人か2人みられましたが、1か月に6人もの患者が発生したのは初めてで、しかも同じ時期に妊娠中または出産直後の女性が5人もウィルス性肺炎になったことから、保健当局が原因の調査に着手しました。