若い会社員が最も尊敬する人物は、韓国ベンチャー業界の第一人者であるKAIST（韓国科学技術院）教授の安哲秀(アン・チョルス)氏だということです。
就職情報ポータルサイトが、20代から30代の若い会社員702人を対象に「助言と叱咤をしてほしい理想の人物」について調査したところ、KAIST（韓国科学技術院）教授の安哲秀氏と答えた人が全体の17.4%を占め、トップとなりました。次は、国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長で4.5%、三星電子の李健熙（イ・コンヒ）会長が4.4%、故盧武鉉（ノ・ムヒョン）前大統領が2.5%と、続きました。
安哲秀氏がトップに選ばれた理由について、この就職情報ポータルサイトでは、「猛スピードで変化する今の社会は、家庭や学校で学べないものを教える人が必要だ。韓国ベンチャー業界の第一人者であり、社会現象について自分の意見をはっきりと示す安哲秀氏はそういう意味で、精神的なリーダーの役割を果たしているのではないか」と分析しています。
安哲秀氏は今年４９才、ソウル国立大学病院で医師をしていた1990年代にコンピュータウイルス対策ソフトウェアを研究し、医師を辞めてコンピューターセキュリティー会社を立ち上げた韓国ベンチャー業界の第一人者です。
現在は、KAIST（韓国科学技術院）と、ソウル大学融合科学技術大学院教授としても活躍しています。