高速鉄道KTXの相次ぐ事故や故障で安全問題への懸念が広がっていることから、集中点検のためKTXが一部縮小運行されることになりました。
コレール=韓国鉄道公社は12日、大田(テジョン)の政府庁舎で記者会見し、KTXの安全運行を確保するため、今月16日から、最近故障が相次いでいる新型の高速鉄道用の車両、KTX-山川(サンチョン)の編成を縮小したり、KTXの一部運行を減らしたりして車両の集中点検を行うことを決めたと明らかにしました。
これまで、車両の点検を適切に行うのが困難だったことが故障につながっていると判断したためです。
コレールはこれにより、ソウル龍山(ヨンサン)から木浦(モクポ)までの区間と、ソウル龍山から光州(クァンジュ)までの区間で毎日20両編成で運行されていたKTX-山川列車を10両編成に減らし、ソウル-釜山(プサン)間のKTX列車とソウル-馬山(マサン)間のKTX-山川列車も運行回数を減らすということです。
コレールは利用者が急増する9月の旧暦のお盆、秋夕前に集中点検と整備を終え、列車の運行を正常化するとしています。