在韓米軍が大量の枯れ葉剤を大邱(テグ)から近い米軍基地内に埋めたという アメリカの退役軍人の証言を受けて、環境部が20日、基地周辺の環境調査に着手しました。
これは、1970年代に大邱(テグ)漆谷(チルゴク)から近い米軍基地、キャンプ・キャロルで服務していた元軍人3人が、枯れ葉剤「エージェント・オレンジ」数千キログラムを、運搬に使ったトレーラーごとキャンプ内で地中に埋めたことを、16日に、アメリカ・アリゾナ州のローカルテレビ局で証言したもので、韓国のメディアが19日、一斉に報道しました。
環境部は、国立環境科学院など環境専門家10人で構成した調査チームを20日、キャンプ・キャロルの現場に送って基地周辺の環境状況や地下水などの調査に取り掛かりました。
環境部はまたこれに先立って19日午後、SOFA=韓米駐屯軍地位協定の環境分科委員会を開いて、アメリカ軍側に事実確認を求め、これに対して、アメリカ軍側は、関連資料を調べているところだと応じたということです。
環境部は、今後、アメリカ軍側に対して、キャンプ・キャロル基地内での共同調査の実施を要求する計画です。