韓国のケミカルタンカーを乗っ取ったソマリア海賊5人の刑が確定すれば、5人は中部にある外国人専用の刑務所で服役する見込みです。
釜山地方裁判所と釜山拘置所によりますと、ソマリア海賊の5人は刑が確定するまでは、これまでどおり釜山拘置所に未決囚として収監されますが、刑が確定した場合、忠清南道の天安(チョンアン)刑務所か、大田(テジョン)刑務所のどちらかで服役します。
刑事事件の控訴は、判決から7日以内となっているため、控訴は来月3日までとなります。
また今回、海賊4人について行われた国民から選ばれた陪審員による国民参加裁判は、一審に限って適用されるため、控訴審は一般裁判の形式をとることになります。
さらに一部でささやかれている国外追放については、刑確定後に政府が政策的に判断するものであり、追放する場合は赦免の手続きをとらなければなりません。
そして、韓国への帰化を希望している海賊については、刑期終了後、政府の判断にゆだねられることになります。