韓国の人口のうち、65歳以上の高齢者が占める割合が10%を上回りました。
統計庁が30日に発表した2010年の人口調査の結果によりますと、65歳以上の高齢人口の割合は11.3%で、5年前より2%増えました。
特に、すべての市と道で高齢人口の割合が7%を上回り、本格的な高齢化社会に入ったことがわかりました。
また、人口を年齢順に並べたときにちょうど真ん中に当たる中位年齢も、1995年は29.7歳でしたが、去年は38.1歳と、8歳以上高くなっています。
こうしたことから、これまで2018年頃と予想されていた、65歳以上の高齢者の割合が14%を上回る高齢社会がそれよりも先に到来する可能性があるとの見方も出ています。
韓国の人口は4858万人で、全人口の49.1%が首都圏に住んでおり、首都圏への人口集中がさらに進んでいることがわかりました。
さらに、韓国の人口は世界で25番目に多く、人口密度は都市国家や小規模の島国を除けば、世界で3番目に高いことがわかりました。
韓国の30代人口の未婚率は29.2%で、30代の3人に1人は結婚していないことになります。
一方、外国人は5年前より3倍近く増え、59万人でした。