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社会

「春川市の米軍基地で核兵器事故があった」 米男性が証言

Write: 2011-06-01 15:04:12Update: 2011-06-01 15:04:12

江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)市にある旧アメリカ軍基地の「キャンプ・ページ」で、1972年当時、配備されていた核兵器による事故が発生したことがあるという証言が韓国の週刊誌で伝えられ、住民から不安の声が上がっています。
韓国の時事週刊誌の「時事IN」が、最近報道したところによりますと、春川市にあった旧アメリカ軍基地の「キャンプ・ページ」で1972年から1973年まで働いた59歳のアメリカ人男性が、「1972年の夏、キャンプ・ページ内で核兵器による事故が発生し、その際に問題となった核ミサイルの弾頭は春川の周辺地域に廃棄された」と証言したということです。
「キャンプ・ページ」で核兵器が保管されていたことについては、2005年9月、当時国会の統一外交通商委員だったチェ・ソン現高陽(コヤン)市長が、アメリカの情報公開法(FOIA)を通じて関連の文書を入手し、「韓国駐留アメリカ軍が、1987年9月当時、キャンプ・ページで核兵器を保管していたということを確認した」と明らかにして、初めて公表された経緯があります。
チェ・ソン現高陽市長は、当時、その文書の内容を基に、ソウルの龍山(ヨンサン)アメリカ軍基地や道峰山(トボンサン)武器貯蔵所、韓国中部の大田(テジョン)にあるアメリカ軍基地など、合わせて16か所のアメリカ軍基地にも核兵器が配置されていたとの見解を示していました。
「キャンプ・ページ」は、現在、春川市に返還され、復旧整備工事が行われています。
韓国では、1958年から韓国駐留アメリカ軍が戦術核兵器数百基を配備していましたが、1991年のブッシュ政権の核削減政策と、その年の暮れに南北が共同で採択した非核化宣言以後、すべて撤去されました。

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